歌会CGI
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お題
第1回 地方対抗短歌戦(お題:「方」)
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☆☆追記の追記
・投票は全ての歌に対して、一回で行ってください。
 あとから追加して投票することはできません。
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☆追記

【投票について】
・出詠者も非出詠者も投票大歓迎です!

【投票フォームについて】
今回、想像を遥かに上回る、112首もの投稿をいただきました。
投票は、じっくり時間をかけて選んでいただければありがたいですが、
「歌会CGI」は、表示をするために詠草の順番が変動する仕様になっていますので、ご注意ください。
若干使いづらい投票フォームかとは思いますが、工夫して投票してみてください。

【コメント機能と歌評について】
詠草をクリックすると、コメント投稿フォームが表示されます。
ここでしたコメントは、投票締切後の結果発表画面まで、公開されません。
投票締切・作者発表前に評をしたい方は、twitterなどで行ってください。
また、結果発表後の感想・歌評のコメントも大歓迎です。

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【基本ルール】
地方対抗の題詠歌会。
地方ごとに出詠者の合計得票を競います!
ただし、人口を考慮して補正をかけます。
たとえば、北海道のひとが獲得した1票は、
南関東のひとが獲得した5票と同じ重みになるよ。
 
【開催期間】
出詠の締切:6月2日(日)21時
投票の締切:6月8日(土)21時
結果の発表:6月8日(土)夜

【お題】
お題は、“地方”の「方」です!
詠み込みは必須です。
歌の内容として「方」をテーマとする必要はありません。

【参加方法】
出詠締切までに、このフォームから投稿してください。
・投稿時の「お名前」欄は“筆名(所属地域・都道府県)”と記入してください。
 都道府県は省略も可。
  例:“山本まとも(東北・山形)”
・所属地方は、「現住所、または、5年間以上住んでいた地方」で。
・出詠前のエントリーなどは必要ないけど、
 twitterで「#地方対抗短歌戦」を付けて参加表明してもらえると、参加数が把握できて嬉しいです!

【投票】
投票の票数は、追ってこの欄で発表します。

【集計結果発表】
6月8日夜に、山本まとものtwitterアカウント(@amazo3)から行います!

【地方割りと補正倍率】
北海道(×5)  北海道
東北 (×2.5)青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
北関東(×3.5)茨城、栃木、群馬、
南関東(×1)  埼玉、千葉、東京、神奈川  
甲信越(×5)  新潟、山梨、長野、
北陸 (×7)  富山、石川、福井
東海 (×2)  岐阜、静岡、愛知、三重
近畿 (×1.5)滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
中国 (×3.5)鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国 (×6)  徳島、香川、愛媛、高知、
九州 (×2)  福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

※その他、何かわからないことなどあったら
 山本まとも(twitter:@amazo3)までお気軽にどうぞ!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
たとえ0票だってチームに損失はないし、
1票でも取れれば、チームに貢献できるルールです!
ご近所さんにも呼びかけて、気軽に参加してください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
順位得点作品
1120
(良い終わり方など分からないけれど)さいごの線香花火、灯すね。
【山崎智佐(九州・福岡) 】さん
盛り上がってはじまったことの終わり方ってどうすればいいのかわからなくてもどかしい。
【黒崎聡美】さん
雰囲気があります。「、」だけではなく最後に「。」があることや「さいご」というひらがな表記と細部にまでこだわっていて、それが内容と合っていて惹かれました。
【しずか(北海道)】さん
花火の終わりなのか、夜なのか、夏なのか、君と僕なのかわからないけれどきっとさいごの線香花火は一番綺麗なんだろうなぁ…。少しさみしいのが「良い終わり方」なのかもしれないと思いました。
【泳二】さん
括弧も句読点もいらなかったように思います。
【村田馨】さん
終活、エンディングノートなる言葉も出現する昨今。自分の人生に限らず、何かを幕引きするのはとても難しいことです。「灯すね」がちょっと甘い。そういう狙いであることは伝わるのですが、パーレンを使ったうえに甘い結句と持ちだされると胸がいっぱいになります。
【工藤吉生】さん
(良い終わり方など分からないけれど)さいごの線香花火、灯すね。
これ五点入れました。線香花火というだけでもさびしげですが、それが最後の一本なんですからなおさらです。夏の終わりを感じます。そして二人の関係にも最後が迫っているのでしょうか? 胸打たれました。
あと、最初に()を使うとたくさんの作品の中でも存在感があります。これだけ詠草の数が多いと、目立つかどうかも重要なポイントになります。私もやってみようかと思いました。
【藤田美香】さん
雰囲気があってとっても好きです。
【 】さん
線香花火、好きです。儚い、切ない感じ。
なんとなく、Whiteberryの「夏祭り」の歌を思い出しました。
【価格未定】さん
雰囲気がいいのが好きです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
ドラマティック! 全体の字面で、ひらがなと漢字の使い方(バランス)がうまいなあと思いました。
【牛隆佑】さん
括弧や句読点を多く使うことによって、読む人の読む速度を緩まり、より静かな噛み締めるような心情が伝わってくる、という印象を受けました。
2104
[No.53] 5点9 3点14 1点17 原 必(南関東・神奈川)さんの作品
全方向からアフリカ象 いつまでも忘れられないほどのスピード
【有櫛由之】さん
圧倒的な歌い出し!!からのこの余韻。
これは優勝やろ。
【中山裕之】さん
すごい迫力とパワーです、このまま踏まれてしまいそうな恐ろしい状況、地響きや土煙の様子もよく伝わります、象も集団で守るべき何かがあるはず。でも<いつまでも忘れられない>とありますから助かったんでしょうね。譬喩としても読めますが象の迫力にはかなわないでしょう。
【ユキノ進】さん
変なリズムと変な情景の歌で、なんというか一種の強迫観念のようなものが迫ってきます。「全方向からアフリカ象」というこの一節の暴力的な強さに驚きました。
【村田馨】さん
恐怖ですねえ。アフリカ象が猛烈なスピードで全方位から自分に近づいてきたら
どう感じるのでしょう。想像できないですね。実体験なのか否か。それは気にならないほどの面白さでした。
【杜崎アオ】さん
全首中とびぬけて好きなうた! どこか決まった「方」を示す歌が多い中で「全方向」はやられたという感じです。圧迫感がすごい。夢に出てきそう。oの脚韻がさらにブーストをかけてると思います。
【たた】さん
どういう状況?現実にはあり得なかったとしても、なんか迫力にぐっときました。
【価格未定】さん
意味はわからないですが、勢いを感じました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
この歌自体が、いつまでも忘れられない。意味はよく取れないけど、なんだかスピード感と高揚感があります。全方向からアフリカ象。アフリカという単語のもつ、土くさい感じもいい。どどどどどって足音が聴こえます。
【牛隆佑】さん
勢いにやられました。実際にはなかなかほぼありえないですが、(知らんけどそりゃあ忘れられないよなー)と思わせる勢いです。
【高松紗都子】さん
現実に(TVなどで)見た光景なのか心象風景なのかわかりませんが、迫力に圧倒されます。「全方向」という題のこなし方も上手いです。何かすごく衝撃を受けた時の気持ちを詠まれたのではないかと思いました。
390
[No.40] 5点6 3点13 1点21 高橋徹平(九州・鹿児島)さんの作品
みな同じ行方同志と笑ふひと 白きひかりはホスピスに満つ
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
せまる不安を同じ行方と明るくしてくれるひかり。こんなひかりを持ちたい。
【紫苑】さん
むずかしいテーマですね。二句は「ゆきがたどうし」と読むのだと思いますが、題詠の部分と字余り、歌の中心を重ねて巧みだと感じました。感情表現を排して淡々と詠ったことも効果的だと思います。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
死の静謐さがあたたかく描かれているなぁと思いました。
【西村湯呑】さん
死を待つ人たちのすがすがしい明るさ。これにかなうポジティブはありません。5点!
【香村かな】さん
悲しいけれどきちんと運命を受け入れたもの同士のあきらめとも違う明るさ。不思議な清涼感に溢れた深い歌だと思いました。
【藤田美香】さん
ひかりがここまで届きました。いのちということ、清らかなこと、美しいこと、かなしいこと、せつないこと、いのちということ。今回いちばん好きな歌です。
【miyafi】さん
「ホスピス」と「笑ふ」というギャップある言葉の相性が良いですね
なるほど短歌とはこう作るのだと勉強になりました。力強い歌で好きです
【しずか(北海道)】さん
眩しくて白くてよく見えないです。好きな歌です。
【河野 麻沙希】さん
歌の中の言葉がすべて「ホスピス」に集まっていて、しかもしっかりと支えられているので安定感がある。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
みんなで、待合室でテレビをみている風景も浮かびました。「同じ行方」ということのダブルミーニング的に。静かな歌。
【伴風花】さん
長いスパンでみたら、すべての人がみな同じ行方同士。
それを笑いあえるある種の達観が白きひかりとなって、
ホスピスに満ちているのでしょう。
笑い声があるのにとても静謐なイメージ。
【こでまり】さん
最初は、強く印象に残った、というわけではなかったのですが
読み返したときに、だんだんと心に染み込んでくる不思議な歌でした。
上の句では、行方が何を指すのか分からないのですが、下の句で
それが読者に分かったときに、またはじめに戻って何度も読みかえさせる
良い歌だと思います。たしかに病院の蛍光灯の光は、夜の闇に対して、建物に
満ちている、かんじがしますね。
488
[No.7] 5点5 3点13 1点24 奈良絵里子(近畿・奈良)さんの作品
方法を間違えている あなたからあさりに話しかけても無言
【あみー(九州・佐賀)】さん
間違えているでしょうねw 好きです。
間違ってるのって「方法」かな? と少し考えましたが、「対象を間違えている」だったら確かに全然いい歌じゃないなーとも思いました。
【梓見いふ】さん
そっか、方法さえ合ってればあさりと話せるのか!…ってわけじゃないんだろうけど、言われてみればそうかもしれないと思える、でも誰も気づかなさそうな視点の置き方に瞠目しました。
【さち】さん
あさりからあなたに話しかけてくる事はあるのか・・・。
【価格未定】さん
「私」が「あさり」であってるでしょうか? 主体がだれか一瞬とまどうのが気になりました。
【牛隆佑】さん
(私に話しかけたなら答えるのに)と続く歌だと思いました。あなたを見つめる主体の切なさが体言止めに合っていると思いました。
【原 必】さん
「あなたからあさりに話しかけても」のリズムの良さと「無言」でスッと締まる感じが良いです。
方法を間違えているということはあさりと話す方法が他にあるという事。あなたからではだめならばあさりから話しかけてもらうのか、そもそもなぜこの人はあさりと話す方法を知っているのか。
色んな謎を秘めつつひっそりとした迫力のある歌だと感じました。
585
[No.81] 5点7 3点10 1点20 太田宣子(東海・岐阜)さんの作品
ひとなつの方舟だつた窓開かぬ西日の部屋につがひとなりて
【カー・イーブン】さん
「つがひ」が「方舟」に合っていて良いと思いました。
【こでまり】さん
5点を入れさせていただいた作品です。方舟で詠みこんでいる方が多いのは意外でしたが、この歌は方舟、西日、つがひというイメージの連想が印象的でした。窓の開かない西日の部屋は、とても息苦しそうで、二人のひとなつの関係の比喩のようにも感じます。遠い昔の時間を思い出しているような、感情の静けさも魅力的でした。
680
[No.2] 5点2 3点14 1点28 田中ましろ(近畿・滋賀)さんの作品
頼らない生き方として手に入れた無口 さよならさえも言えない
【黒崎聡美】さん
「さえも」が一番言いたいことだと思います。でも強すぎるのではないかなと思いました。「頼らない生き方として手に入れた無口」がとてもきまっているので・・・。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
「手に入れた」という能動性と、「無口」という能動性を抑制したような行為。この相反する事象が奥行きにつながっている感じがしました。
【葛紗】さん
昔の自分の生き方を言い当てられた気がして、うなずきながら読みました。そして切なくなりました。
【河野 麻沙希】さん
一字明けの前後で、閉塞感が畳み掛けられているのがいい。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
よーしゃべってまわりに頼りまくる人のほうが、上手に世間をわたれるんですよねえ。しみじみ。
【高松紗都子】さん
「手に入れた」というのだから、たぶん自分の無口をどこかで肯定している人なのだと思います。そういう強さも持ち合わせながら無口ゆえに「さよならさえも言えない」という苦しさ。作中主体のせつなさが伝わってきます。
680
[No.74] 5点4 3点11 1点27 葛紗(中国・広島)さんの作品
一生のお願い一生分使い途方に暮れております わけて
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
一生のお願いを何に使ってしまったんでしょうか。「途方に暮れて」の使い方がよかった。でも一生のお願いは一度っきり!
【あみー】さん
途方に暮れた結果としての「わけて」。直前のスペースがシンキングタイムみたいで面白いと思います。
【泳二】さん
ユーモア系の中ではこの歌が良かったです。とぼけていて実はけっこう深刻な絶妙の塩梅。
【村田馨】さん
一生のお願い、ね。ウチの子どももよく使います。自分が子どものときもそうだったかも。そんな子どもっぽい作中主体のたわごとがよくあらわれています。
【工藤吉生】さん
一生のお願い一生分使い途方に暮れております わけて

間が抜けているようですが、最後の三文字で一気に怖い話へとひっくり返しています。あざやか。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
これ友達から言われたら、死ねって言ってまいそうやわ。
【価格未定】さん
こういう無茶ぶり短歌は好きです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「一生のお願いを何度も言う」というネタは色んなところで使い古されたネタだと感じていましたが、「わけて」になんだかたじろぎました。真顔ですね、この人。
【伴風花】さん
そもそも一生のお願いって一生に一回のはずなのに、
一生分使うっていうのがとぼけてて面白い。
一生分ってどのくらいやねん。
そして最後のわけてにびっくり。そうきたか〜!
680
[No.21] 5点5 3点11 1点22 黒猫。(北海道・札幌)さんの作品
満月を半分こする方法がないから君がここにおいでよ
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
絵本の中のような世界。発想がかわいらしい。
【しずか(北海道)】さん
いいわかちあい方だなぁ…
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
言われたら、ころりといっちゃいます。
【泳二】さん
そんなに捻りはないけど「おいでよ」がミソですね。上からっぽく言ってるけど実は下から、みたいな。
【価格未定】さん
かわいいです。
【河野 麻沙希】さん
単純で分かりやすい意味、安易な言葉でまとめていてメッセージがストレート、満月と半月のはっきりとしたイメージ、ここまで徹底していれば勝負は自ずと決まる。
977
[No.28] 5点3 3点12 1点26 じゃこ(近畿・大阪)さんの作品
先シャワー浴びてこいよの言い方がキモくて湯船ためてるところ
【おちゃこ】さん
なんか、みょう〜〜にかっこつけてる男子の感じが、可愛い気もするんだけど、やっぱりきもくて、帰りたいかも〜〜と思ってる情景が浮かんで笑えました。
【カー・イーブン】さん
このあとの展開が気になる書き方がうまくて感心しているところ
【西村湯呑】さん
ささやかな抵抗。でも逃げたりはしない。よかった。(何が)
【miyafi】さん
クールダウンしましょう、時間が必要。面白いです
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
それでも湯船をためているってことは、このあとナニをするのでしょうか。綿谷りさ『勝手にふるえてろ』を思い出しました。
【伴風花】さん
一通り全部読んだあと、この歌がすごく記憶に残っていて、
そういうインパクトって大事だなって思ってとりました。
セリフが絶妙ですね。絶妙にキモい!言い方、難しいですよ、これ。
だから男性の方は言わないように気をつけた方がよいですね。たぶん。
【牛隆佑】さん
ためる、がやばい。嫌悪感や、でもそんな男に抱かれる悔しさとか、そういう感情が満ちていくのと湯船の溜まっていくお湯がリンクします。
【原 必】さん
結句の「ためてるところ」が素晴らしいです。キモイと思いつつも湯船をためてしまうのは、きっと自分でも行動の矛盾に気づかないぐらい自然な動作なのでしょう。その無自覚なところと微笑ましい恋人の関係が「ためてるところ」に全て詰まっていて素敵だと思います。
【mai**】さん
大好きです。このお歌。嫌ですよね。時間かけてとりあえず抵抗されてるんですね。このあとどうされますか?眠いってゆって寝るのを選びたくなります。
1074
[No.27] 5点1 3点15 1点24 杜崎アオ(北海道)さんの作品
生き方がいつもまずしいわたくしの夜へ静かに砂はこぼれる
【しずか(北海道)】さん
まずしい、と思っていても「わたくし」と自分を呼ぶひとにこぼれる「砂」はきっときらきらしているような気がします。(していてほしい)
(生き方がまずしいとは…?、どこからこぼれるの…?などわかりきれなくてごめんなさい)
【葛紗】さん
砂時計のイメージでしょうか。無機質なのに、どこか凛とした雰囲気のある歌です。
【工藤吉生】さん
生き方がいつもまずしいわたくしの夜へ静かに砂はこぼれる
砂とまずしさの響き方がほどよいと思います。砂は無価値で、すくいきれずさらさらしてます。砂時計による時間の経過のイメージもありますから色々に受け取れます。一人称「わたくし」の折り目正しさと夜の静けさとのバランスもいいです。言葉の距離感のコントロールが上手な方とお見受けしました。まずしい生き方ってどんなんでしょうね。砂とは? 気になります。意味はしぼりきれませんが、むしろ膨らみ方の魅力で評価させていただきました。

【価格未定】さん
きれいな感じが伝わってきます。
【高松紗都子】さん
「豊かな生活」とは言うけれど「まずしい生き方」はあまり聞かない言葉ですよね。でも、この歌には、その表現がぴったり合っているような気がします。「まずしい」とは不器用だったり満ち足りていなかったりすることでしょうか。そのような不全感と夜にこぼれる砂がきれいに重なり合っています。
1170
[No.88] 5点2 3点14 1点18 ヒロマル( 中国・広島 )さんの作品
北に本 東にお菓子 西にお茶 南にスマホ 休暇方陣
【二玉号】さん
そんなの堕落と混沌と愉楽が召喚されるに決まってるじゃないか。こういう短歌を作れる人が妬ましい。
【吉井えみ】さん
めっちゃ共感です。
ともだちもこのうたで、
+抱き枕とのご意見でした。
【工藤吉生】さん
北に本 東にお菓子 西にお茶 南にスマホ 休暇方陣
5点にするか迷いながら3点にしました。すみません! 5に限りなく近い3点です。 句ごとにスペースを空けると初心者っぽく見えるんですが、ここでは成功しています。東西南北をすべて入れ、定型を完全に守り、なおかつ結句に造語を入れる。景もはっきり見えます。巧すぎじゃないですか。夏休みが待ち遠しくなります。
【香村かな】さん
休暇方陣ってなんかいい。無敵なかんじ。
1267
[No.106] 5点2 3点12 1点21 飯田彩乃(南関東)さんの作品
明け方を胎児のように丸まれば小さなわたしが寄り添いにくる
【あみー(九州・佐賀)】さん
「小さなわたし」は子供かなあと思って読みました。
自らを胎児に喩えることで、寄り添ってくる子供よりも小さなものになっている、逆転現象みたいなところを面白く感じました。
【紫苑】さん
「小さなわたし」は娘なのか、幼い頃の記憶の中の自分なのか。「胎児のように丸まれば」という表現とあいまって、作中主体と「小さなわたし」の二重のよるべなさが感じられます。
【ユキノ進】さん
「小さなわたし」というのが記憶だったり、無垢だったりといったシンボリックな意味を含んでいて、解釈の楽しみがひろがる歌です。歌意が明確にはわからないからこその楽しみだと思います。
胎児のように丸くなるわたしと、寄り添う小さなわたしのツーショットが、映像的にも美しい姿で浮かびます。
【姉野もね】さん
好きです。
静かで不思議でさみしくて…
5点は一首だけだったので3点をつけましたが、
私の中では5点に値する素敵なお歌です。
【藤田美香】さん
明け方をの「を」が気になったのですが、全体に神秘的な雰囲気がながれていて好きな歌です。
1365
[No.111] 5点5 3点8 1点16 中山裕之(近畿・京都)さんの作品
方言は津軽にかぎると君を抱くいつも冷たい足のやさしさ
【紫苑】さん
素直であたたかさが感じられる詠いぶりだけに「やさしさ」とまで言ってしまったことが惜しまれます。直截的な表現を使わずに言い換えてみてはいかがでしょうか。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
ちょうど、「奇跡のリンゴ」の菅野美穂の青森弁にやられていたころでした。冷たい足って、かわいすぎる。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
100以上の歌が出そろい、きっと点つけは迷うだろうと思いましたが、この歌がすっと光っていて、自然に5点入れました。なんでしょう、この詩情。短歌は「詩」だったんだなと感じました。「津軽」という単語がずるい。ずるいよー。尾形亀之助というわたしの大好きな宮城県の詩人方がいるのですが、その方の詩に、布団の中で寝かけた男と女のかけあい台詞だけで出来た詩がありまして、そのイメージを思い出しました。ああ、すごく好きでなんて言ったらいいのかわからない。
【原 必】さん
本来「あたたかさ」でとらえられる方言に冷たい足を合わせてなおかつそれが「やさしさ」であると詠っているのはとても魅力的な展開だと感じました。気になったのは「君を抱く」の部分で、方言は津軽にかぎると言いながら抱くというのはちょっとイケメン過ぎるというか少女漫画チックだったかなと。
もっとリアリティのある愛情表現が入っていると面白かったと思います。
1365
[No.16] 5点2 3点9 1点28 ちょろ玉(南関東・神奈川)さんの作品
盗んだバイクも持たないおれの明け方をどうしてだろう美女が横切る
【黒崎聡美】さん
おもしろいです。初句が「盗んだバイクも」と八音ですが、尾崎豊の歌詞で有名なフレーズなので、長さを感じさせないですね。この主体にとって「美女」は「盗んだバイク」を持っているような人のところにくるものと考えていて、そこに閉塞感も感じられて共感しました。「明け方」というのもポイントなのかもしれないです。
【山本まとも(東北・山形)】さん
どうしてだろう
【山崎智佐】さん
ちゃらい〜。
【原 必】さん
いままで何度も美女が横切ることはあったはずなのに、それをどうしてだろうと思ってしまうのは自分のみじめさに自覚的になっている証拠でその部分がうまく描かれていると思いました。
しかし、「盗んだバイクも持たない」が気になってしまいました。以降の「明け方をどうしてだろう美女が横切る」がうまいところをついているので、前半のパロディ要素にいく必要はなかったように感じます。
【姉野もね】さん
唐突に出てくる「美女」にインパクトがあって
切ないような面白いような怖いような不思議な気持ちになりました。
1562
[No.17] 5点5 3点6 1点19 綿菓子(北海道)さんの作品
方言で寝言呟くひとが去り解読出来ぬ謎だけ愛す
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
寝言も意味不明だけどさらに方言も理解不能でそのわけのわからなさになんともいえない愛嬌があるのでしょうね。
【桔梗】さん
単語ごと別物に置き換わっている方言だと、他の地域の人には意味不明ですよね。
解読不可能な方言はある種暗号めいていて、謎のままとどまっている感じが美しいです。たとえ元がどんな意味の言葉であっても。

【西村湯呑】さん
「ほんなにいかいうばがもち…おおきに…よばれるほん」
君がいなくなる数日前に、寝言で呟いてた方言らしき言葉。
何のことだかさっぱり分からないけど、でも、調べない。
変なイントネーションの標準語で強気に話す君が、「東京生まれ」と言い張る君が、大好きだったから。
(…そんなしんみりストーリーが浮かぶ、良い歌でした!)
【価格未定】さん
「解読出来ぬ謎だけ愛す」が好きです。
【伴風花】さん
とても好きな歌でした。
方言で呟かれた謎めいた寝言。内容がすごく気になります。
その人が去って他のことは忘れかけていても、
その寝言だけは愛おしく思い出される。
謎は謎だから、解読できぬは必要なかったかも、と思いました。
1661
[No.11] 5点0 3点13 1点22 香村かな(新潟・甲信越)さんの作品
体内に方位磁石を携えて生まれてくるのだろう男は
【黒崎聡美】さん
「体内」「携えて」という言葉の選択と歌の内容が合っていて、結句の倒置も効果的で、うまい歌だと思います。共感します。
【西村湯呑】さん
正露丸生成装置を胃に備え生まれてくるのだろう女は
【村田馨】さん
方位磁石の示す向きは恋人か。あるいは母親かもしれない。男は弱い生き物。冷めた目で見る女がいます。
【藤田美香】さん
個人的に自分が行くべき方向を冷静に見極める…というのならば「女」なのかなと思いつつも、この歌からはそんな「女」の狡さ?は感じ取れなかったので、うまく説明できないのですが…。ああなるほどなぁと妙に納得してしまう、ロマンも感じるかなり好きな歌です!(なんだか意味不明でごめんなさい)
1661
[No.90] 5点3 3点8 1点22 しずか(北海道)さんの作品
かたほうでいいからほしいはんぶんにさいた貴方のみぎかひだりの
【価格未定】さん
こういうサイケな短歌も好きです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
うわーーー情念! 女! みぎかひだりの。わたしは右がいいな、ほくろがあるから。
1860
[No.3] 5点2 3点9 1点23 たえなかすず(南関東・埼玉)さんの作品
人知れぬ恋なら右の方向へハンドルを切れその先は海
【紫苑】さん
命令形の四句切れと体言止めが利いた勢いのある歌。題詠なのでやむを得ないのですが、「方」が関係なければ「右へ」と詠まれたのではないでしょうか。「右の方向へ」につまづきました。
【工藤吉生】さん
人知れぬ恋なら右の方向へハンドルを切れその先は海
誰目線なのか、誰が誰に言ってる命令なのかはわかりませんが迫力に押しきられました! 恋と海とハンドル。これからの季節によさそう。夏の名歌って感じです
1860
[No.82] 5点0 3点11 1点27 高松紗都子(南関東・神奈川)さんの作品
うつむけばこぼれる髪をかきあげる指が四方にひかりをはなつ
【黒崎聡美】さん
動詞が四つと多いのですが、ひらがな表記にされているのであまり気になりませんでした。ゆっくりとひとつひとつの動作が立ち上がります。ただ「かきあげる/指が」が句跨りなのか、「かきあげる」で小休止となる読み方なのか迷いました。「四方」という言葉がとてもいいなと思いました。
【西村湯呑】さん
描写されている人物は髪が長い=女性、したがって主体は男性。男性でここまで手放しに女性の美しさを褒めるのって珍しいので思わず投票。(といって女性だったりして)
1860
[No.50] 5点0 3点12 1点24 泳二 (近畿・大阪)さんの作品
誰だっけいつも二人でつるんでた柴犬に似てる方じゃない方
【西村湯呑】さん
「じゃない方」ネタやってみよう、まではわりと誰でも考えると思うけど、まさかの柴犬。秀逸すぎるチョイス。「つるんでた」が醸し出すノスタルジーも素敵。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
タカアンドトシのトシではない方ではないでしょうか?
1860
[No.49] 5点4 3点8 1点16 ユキノ進(甲信越・新潟)さんの作品
鉄道はみな地平線の方を目指すいつかすべての列車が出会う
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
地球はまるいという言葉を思い出した。地方対抗の場に内容が合ってる。
【山本まとも(東北・山形)】さん
地平線「の方」、は余計なのでは、と思いました。
下句が断言なのに、「の方」は少しぼやけた感じなので、
ミスマッチかなーと。
【カー・イーブン】さん
あり得ないことを断定している下の句が魅力的ですが、「の方」がないほうが良いのではないかと思いました。題が「方」でなければ点を入れたかも。
【牛隆佑】さん
大好きな歌です。主体者の見ている景色では歌の通り、すべての列車が同じところに行きつくのですね。そこに自分はいなくとも。
2255
[No.71] 5点2 3点10 1点15 藤田美香(九州・福岡)さんの作品
ワルモノはひとりでいいと思います鬼さんこちらあなたの方へ
【姉野もね】さん
私の歌にも「鬼」を登場させたので親しみを感じました。
「あなたの方へ」がうまくきいていると思います。
さらっと読めちゃうけど、実は怖い、
そんな一首でした。
【原 必】さん
おお!と思わされた歌でした。すっと流れるようにきて「あなたの方へ」でゾクっとさせられます。
上句がやや直接的過ぎるので、ここに詩的魅力があればさらに最後のおお!のボリュームが上がった気がします。
【高松紗都子】さん
人間の悪意のようなものを軽妙に詠まれているところが良いと思いました。結句の「あなたの方へ」でドキッとさせる構成がうまいです。
2255
[No.31] 5点2 3点6 1点27 こはる(九州・鹿児島)さんの作品
きんきらの匙をゆっくり傾ける 立方体は優しく沈む
【しずか(北海道)】さん
きっと甘くて穏やかでおいしいに違いなくて好きです。
【山本まとも】さん
終止形×2の句切れと一字空けのためか、落ち着いた雰囲気が出ていていいなと思いました。
しかし、投票してからおもったのだけど、匙を傾けるはやさと、角砂糖の沈むはやさは、あまり関係がないかもしれない。
【泳二】さん
紅茶に角砂糖が溶ける様子ですね。「優しく」はもう少し工夫できたかも、と思いました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
なんてかわいい歌!! かわいくてひえーーっとなりそうですが、観察歌が好きなのです。
2255
[No.22] 5点2 3点8 1点21 みつき(近畿・京都)さんの作品
君のこと知らないままで半分こ大きい方をあげる身勝手
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
ペーソスです。ひとって、こういうもんだよね、あなたも私もこういうとこあるよね、赦しあおうね、というメッセージも感じました。
【葛紗】さん
一目見てハッとさせられた歌です。確かに、相手がいつも取り分の多いほうを好むとは限らないんだよなぁ。
【miyafi】さん
優しくするタイミングって難しいですよね
好意なんだよ!
【都季】さん
比喩ではなく、半分こするのはお菓子等かなーとストレートに読みました。
もしかしたら相手は少食かもしれないし、相手のことを知らないならば大きい方をあげるのは優しさではなく身勝手かも、という視点になるほどと思いました。
でも、それを身勝手だと理解してる時点で優しいです。
2549
[No.95] 5点4 3点4 1点17 虫武一俊(近畿・大阪)さんの作品
ちからづよく青葉の枝をぶつけあふ少年はまだ彼方を請はず
【村田馨】さん
すがすがしい青春詠ですね。「彼方を請はず」という結句が引き締まっています。「ちからづよく」という仮名表現が、少年のやや幼い面を暗示していて、細やかなところにも目が行き届いた一首と思います。
【しずか(北海道)】さん
彼方を請ふようになったころ、「少年」はきっといなくなっていて、「ちからづよく」も「青葉の枝」も「ぶつけあう」もいくつかはいなくなってしまう(隠れてしまう)のかしら。(さみしくはない)
【カー・イーブン】さん
少年はまだ彼方を請はずということで、見ている私は請うているんだろうなと思わせて、うまいと思いました。「青葉」「少年」「彼方」の組み合わせが良いような気がします。
【こはる】さん
下の句から「青年は荒野をめざす」というタイトルの小説があったことを思い起こした。
いつか自分の狭い世界を飛びだしてゆくはずの少年が、少年として戯れている、かけがえのない瞬間を丁寧に切り取っている歌だと思う。
「ちからづよく」の部分からまだその身の中でくすぶっている秘められたパワーが、また、「青葉」からは若さとみずみずしさに溢れた少年の少年であるが故のイメージが読み取れ、印象深かった。
【香村かな】さん
少年と青葉というみずみずしさや彼方を請わず、という表現がとてもいいなと思いました。
【麦太朗】さん
青葉の付いたままの枝でちゃんばらごっこをしている少年を想いました。同時に玉串からの発想で祈りのイメージもうかびました。「彼方を請わず」はまだ将来のことを考えていない、くらいの意味にとりました。

うまく言い表せないのですが、思春期を迎える直前の少年の青臭さ、神秘性、郷愁といったものを感じました。
2549
[No.19] 5点0 3点10 1点19 平塚佑規(近畿・兵庫)さんの作品
吾子は今正義の味方に憧れて日曜の我は悪魔の手下
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
ヒーローごっこのお子さんにつき合っている、やさしいお父さんですね。なぜか、お母さんよりもお父さんのような気がしました。最近のヒーローものは、敵が「悪魔」なんですか? 
2549
[No.41] 5点1 3点5 1点29 山本まとも(東北・山形)さんの作品
昼飯もシリアルでいい 洗濯は明後日くらいにした方がいい
【西村湯呑】さん
むきりょくー。かんじでかけないぐらい、むきりょくー。
ばんめしもしりあるー。るるるるー。
(ときどきこういうひもあるのでだいなっとくのうたです)
【価格未定】さん
「昼飯も」じゃなくて「昼飯は」にした方が私好みです。学生時代はこういう生活をしてたのでやたら共感できます。
【都季】さん
一人暮らしの歌かなーと想像しました。
シリアルでいい、明後日くらいにした方がいい、と肯定しながら、一方ではそれは良くないって本当は分かってるんだろうなぁ、と一人暮らしの身として共感しました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
この歌大好きです。けだるい土曜日、というかんじ。もしくは、予定のない3連休の幕開けかな。(明後日だし)朝も昼もだらだらとシリアルを食べて、夜はコンビニへ、みたいな休日、わたしも過ごしたことがあります。生活の一部を確かに切り取っている感じが好き。
【原 必】さん
「くらいにした方がいい」とは相当曖昧な決意ですね。多分やらないなという感じがうまく出てると思います。
「いい」を前半と後半で連続させるのがそれほど効果的ではなかったのが惜しいかなという印象でした。怠惰な日常を詠っているのに、妙にキャッチフレーズめいていました。
【高松紗都子】さん
「昼食も」というのだから朝食にもシリアルを食べたのでしょう。洗濯を「明後日くらいにした方がいい」というのだから今日も明日もする気がないんでしょう。そういう暮らしをする人の姿が浮かび上がってくるのだけれど、それを肯定も否定もしていないところが良いと思います。感情を入れずに日常を淡々と捉えたところが好きです。
2848
[No.83] 5点2 3点7 1点17 価格未定(九州・長崎)さんの作品
音楽の方向性の違いより雛人形はソロ活動に
【西村湯呑】さん
五人囃子は、の方がいいかと思います。
【小林ちい】さん
今回一番笑ってしまいました。
もうあいつら五人囃子じゃないのかよ……
「違いより」が舌足らずな気もするけど、よく「方」でここまでたどり着いたなあと楽しかったです。
【たた】さん
そうか、お雛様は音楽の方向性の違いであそこにいるのですね。別れた仲間は三人官女か五人囃子か、いろいろと想像したくなります。
三句目、正しくは「違い鷆に鷆より」ですよね。「より」だけでは起点を指し示すように見えてしまいます。不用意な助詞抜きは意味を変えてしまうかもしれないので、敏感であるべきだと思います。
【宇津つよし】さん
ひな人形の顔を思い浮かべると……(笑)

ソロアルバムのジャケットまで
思いをはせてしまいました(笑)

誰かは絶対
笑顔でジャンプしてる写真を
使ってると思います(笑)
【姉野もね】さん
一読して「なんか好き!」と思いました。
ユーモアがあって明るくて前向きな感じに好感を持ちました。
2947
[No.108] 5点2 3点6 1点19 麦太朗(南関東・埼玉)さんの作品
とんでもないところに月が現れて行方わからぬ猫照らしおり
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
月と猫がきまぐれに好きなとこに現れてるような場面が幻想的でおもしろい。
【泳二】さん
月と猫は相性が良くて、まさに「つきすぎ」の感はあるのですが、やっぱり好きな歌です。月は確かに思いがけないところに出ていることがありますね。路地裏か空き地の隅にいる猫だけが照らされている情景が浮かびます。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
とんでもないところ、にインパクトがありました。どこだろうどこだろうと気になってたまりませんでした。
【山本まとも(東北・山形)】さん
とんでもないところってどこだろう
猫の行方はわからないのになんで照らされてることはわかるんだろう
とか、わっかんないんだけど、
月が猫を照らす、というイメージに不思議さが加わって、おもしろい歌になってる。
【たた】さん
とんでもないところ。月ってどっからでも現れそうで上手く言い表しているなあと思いました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
細い路地を歩いていて、突然、予期せぬところに月が現れてびっくりすることがありますね。「とんでもないところに月が現れて」というフレーズがいいなと思いました。実話だとしたら失礼なのですが、「月」「猫」と、それだけで短歌っぽくなっちゃうワードが2つも入っているので、ちょっと甘いかなという気がしました。
【牛隆佑】さん
とんでもないところに、が不思議な説得力があります。月と猫の組み合わせはよくありますが、それも料理の仕方次第なんだなと思わされた一首でした。
3045
[No.13] 5点1 3点8 1点16 岡野大嗣(近畿・大阪)さんの作品
夕方の風がサニーを抜けてゆく臨時ニュースの声をさらって
【黒崎聡美】さん
「サニー」は日産の乗用車のサニーと読みました。「サニー」「臨時ニュース」からノスタルジーも感じられて、窓を開いてラジオをかけている状況から、夏の海沿いの道路が浮かんできました。「さらって」という結句も風がそのまま抜けてゆく様子で良いなと思います。
【価格未定】さん
さわやか〜。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
サニー! サニーのインパクトとさわやかさ、太陽やオレンジ色のイメージが好きです。好きですが、サニーってなんなんでしょうね。スーパーの名前? 臨時ニュースってなんでしょう。でもなんかさわやかで好きです。江國香織の初期の中編のイメージとかぶりました。
【高松紗都子】さん
最初は読み流してしまったのですが後からじわじわと心にしみてきた歌です。「サニー」にはやはりノスタルジーがありますね。ありふれた日常の中に臨時ニュースという非日常が入り込む瞬間をきれいに捉えていると思います。最終的に今回の歌会で一番好きな歌になりました。(あっ私もサニーは車だと思いました〜)
【こでまり】さん
私もみなさんと同じく、固有名詞のサニーの面白さにひかれました。
サニーという車があるのですね。私はクリーニング屋としてこの歌を
読んでいました。。そういえば、クリーニング屋さんってなぜか「サニー」と
いう店名が多いな、それを強引にでも嫌みなく読み込めるのはすごいなあと思いました。いや、でも車ですね…。クリーニングを取りに行く休日の夕方、ふいに非日常が挟み込まれるような情景を浮かべました。
3143
何もない方を見つめた猫だけが無くなった月に気付いていた
【村田馨】さん
結句六音は難しい。よくぞ挑戦なさいました。普通なら「気が付いていた」とするでしょう。場面は想像しにくいです。実景ではないのでしょうが、さてどう解釈しましょうか。
3242
[No.72] 5点1 3点5 1点22 星乃咲月(北海道)さんの作品
ペコちゃんが舌なめずりして眺めてる方に行こうか朝が来るまで
【ももぽとり】さん
可愛らしいはずのペコちゃんと、「舌なめずり」の怖い感じのギャップ。舌なめずりということは、何か獲物を狙っている?何を眺めているのか、知りたいような知るのが怖いような。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
実物のペコちゃんの顔って、じっと見ると恐いですよね。実物というか3Dのね。舌なめずりという語でそれを思い出しました。
【ももぽとり】さん
(追記)あらら…とても好きな歌だったのに、点数を入れられていなかったとは(>_<)操作ミスかしら…失礼しましたm(_ _)m
【原 必】さん
ペコちゃんは割と恐怖の象徴として描かれますが、これも不気味な感じが残る歌で気になりました。ただ、「舌なめずりして眺めてる方」のところは少しやぼったい印象を受けてしまいす。ペコちゃんと朝の組み合わせはとても良いと感じましたが、「朝が来るまで」という節にはややとってつけた感が出てしまったと思います。
3341
[No.8] 5点1 3点7 1点15 山階基(中国・広島)さんの作品
さみどりの方向指示器の誤作動に連れられてゆく霧の海境
【迂回する案】さん
好きです
【紫苑】さん
新緑に誘われて行くはずではなかったところへ行ってしまった、と文字通りに読むこともできますが、「霧の海境」と表現することで、行った先が思ったようなところではなかった、という喩とも読めると思います。興味深い一首です。
3341
午後二時のスタバでホワイトチョコレート生き方はひとつではないから
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
昼過ぎにゆったり過ごしてることに社会人としての罪悪感はあるけど、人知れず苦労してる人の人生のごほうびのようなぜいたくな時間。
【眠】さん
自分が滅多に行かないスタバに行くときの気持ちと、
なにか通じるものがあって印象に残りました。
【しずか(北海道)】さん
読んだまますとんと落ちてきました。わたしには。
午後二時のホワイトチョコの生き方もあるし、午前七時半のソイラテの生き方もあるんだよね…?
【西村湯呑】さん
ごめんなさい!投票時は「午前二時」と読み違えてて、深夜に甘い甘い健康と美容に悪そうなものをあえて飲む、意味深な歌だと思ってました。そんな時間スタバ開いてねえよ。
「午後二時」だとややフツーのような気もしますが…しかし、上の句から下の句への転換の意外さ、でも言わんとすることはなんとなく分かる、というところはすごいと思います。
3539
[No.6] 5点0 3点7 1点18 澤井佐和(甲信越)さんの作品
かりぬいの方位磁針が十五年わたしの胸にささっています
【平塚佑規】さん
「かりぬい」なのに「ささってい」る、というところに違和感を感じました。
(「かりぬい」が、仮縫いのことでなかったらすみません。)
【太田宣子】さん
仮縫い。しかしながらの十五年。でも、人生をおもえぱ、やはり仮縫いかもしれない。この十五年という時間間隔は、読む人によって違うかもしれませんが、かえって、そのゆだねるような、突き放し方も好きでした。
【葛紗】さん
十五年前から時が止まっているような、初句と結句のひらがなが効果的だと思いました。
3638
[No.30] 5点2 3点4 1点16 鈴木晴香(近畿・大阪)さんの作品
乱暴な靴の脱ぎ方する君を一方的に愛してしまう
【黒崎聡美】さん
「一方的」が効いていると思いました。主体→乱暴に脱がれた靴→君 と、君が遠い。「愛してしまう」の「乱暴」さもいいですね。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
乱暴な靴の脱ぎ方する君、というディテール、素敵。上の句に負けないようなインパクトを、と思っちゃいました。
【西村湯呑】さん
後先などまったく考えずに目標につっぱしる人の、刹那的な美しさってありますね。女性はさらに母性本能もくすぐられるのか、こういうつっぱしり系男子は確かにモテる。この歌の気持ち、分かります。
3737
[No.61] 5点0 3点7 1点16 小林ちい(東北・宮城)さんの作品
前方に確かな光の射したときなお暗くなる背中の闇は
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
この同時性、光と闇のどちらに優劣があるわけでもなく、切り離すことのできない道理について、淡々と示しておられるところに深さを感じました。
【ユキノ進】さん
希望のひと時にも残る暗い感情、といったことでしょうか。意味はわかりやすい歌です。前方の光と背後の闇というのは、切れ味のいい喩え方だと思いました。
3737
[No.39] 5点3 3点4 1点10 山中千瀬(四国・愛媛)さんの作品
おはなしにならないような関係をつづけ方々で惣菜を買う
【西村湯呑】さん
何らかの理由で一緒に暮らせない二人が、買ってきたお惣菜を並べて作るイミテーションの家庭。めでたしめでたしで終わることは、きっとない。
「でも今、今だけは、あたし、いっとうしあわせよ」
(´;ω;`) エエウタヤー 
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「おはなしにならないような関係」は、最初不倫だと思いました。何回か読んでいるうちに、2番手の彼女や、はっきりしない彼氏を持った女性などでもあてはまるのかも、と思いました。「方々で総菜を買う」というフレーズ、内容が好きです。「総菜」に出口の見えないだらだらとした恋を感じます。もう手作りする気力もわかない。(冷房で)寒い総菜売り場で、カゴを片手に歩く女性。
【原 必】さん
今回の歌の中で一番好きな歌でした。
「方々で惣菜を買う」これが全首中で圧倒的強さを持った言葉に感じました。
手頃な惣菜を方々で買うのは恐らく同じところの惣菜を買い過ぎて味に飽きてしまったのか。あれだけ種類豊富な惣菜を食べ飽きてしまうほど二人の関係がズルズルと続いているのが見えます。
そんな自分たちの関係をおはなしにならないとドライに詠っているのも雰囲気にマッチしていて絶妙だと思います。「方」の使い方の観点から見ても頭ひとつ抜けていました。素晴らしいと思います。
3936
[No.87] 5点2 3点3 1点17 空木アヅ(東海・愛知)さんの作品
方舟をなおす部品が見つからず世界の果てに取り残される
【松村由利子】さん
「方」から「方舟」を発想した歌はほかにもありましたが、「部品」までリアルに想像したのが、この歌の秀逸なところです。
「部品」「見つからず」によって、困り切っている作中主体がぐっと迫ってくるため、下の句の絶望感、孤独感が切実なものとして感じられます。
「世界の果て」というのは、ややざっくりした表現で、「世界の果てまで行ってQ!」「世界の中心で愛を叫ぶ」といった俗な連想を生む危険性もあります。しかし、上の句がとてもうまくできていて、壊れた「方舟」(結構大きい)がありありと見えるため、「世界の果て」に嘘っぽさを微塵も感じさせないのが見事です。聖書の大洪水に匹敵する現在の世界が抱える閉塞感、救いのなさが表現された一首と思い、票を投じました。
【姉野もね】さん
112首の中での私のNO.1短歌です。
最初に112首を一読した時から心に残り、
読むたびにますます好きになりました。
どんな部品なのかな?とか、誰かと一緒なのかな?とか、
世界の果てってどこだろう?
だいたい方舟ってどんなの?などと
想像を膨らませて読めるのが大きな魅力だと思います。
そして作中主体は途方に暮れているのか、
絶望に沈んでいるのか、
それを通り越して可笑しがっているのか…
うん、やっぱり大好きです!
【カー・イーブン】さん
方舟がないのではなく、あるのに使えない、というのが今っぽくて良いと思いました。
【価格未定】さん
普通の文章のように読めてしまうところに高度な技巧を感じられます。うまいです。
4035
[No.110] 5点1 3点5 1点15 こはぎ(近畿)さんの作品
片方のつま先こつん 偶然にしないで合図だって気付いて
【しずか(北海道)】さん
しないで、だって、気付いて、が、可愛くてすきです…。
「かたっぽ」って読んでしまいました。
【河野 麻沙希】さん
上の句のオノマトペが秀逸。よって、下句の叙情が活きる。
4035
[No.73] 5点2 3点3 1点16 古燈(南関東・東京)さんの作品
音楽が聞いて楽しい音ならば貴方の声は音楽ですね
【ナイス害】さん
貴方の歌も音楽でした
4035
[No.12] 5点0 3点5 1点20 こゆり(南関東・埼玉)さんの作品
立方体の都会のすみで君とした口約束が湿度にかわる
【山本まとも(東北・山形)】さん
2句目以降が好きでいれました。「立方体の」はイメージがつかめなかった。
【村田馨】さん
「湿度にかわる」。これ、どういうことなんだろう。解説を待ちます。
【しずか(北海道)】さん
「立方体の都会」の無機質さのなかで「君」だけに色がついて見えます 特別なもののように。
口約束をした、じゃなくて「君とした」が先にくると、なんだかいやらしくていいですね…「湿度にかわる」だし。
【価格未定】さん
エロ短歌は好きです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「口約束が湿度にかわる」という言葉、いいなと思います。じっとりと残るかんじと、口約束という軽薄さ。都会的な作品ですね。
4334
[No.58] 5点2 3点4 1点12 牛隆佑(近畿・大阪)さんの作品
空を見た人はそれから自らの顎の指す方へまた歩きだす
【伴風花】さん
一番好きな歌でした。
なぜ空を見上げたのかはわかりませんが、
立ち止まって空を見上げたあとまた前を向いて歩きだす、
その丁寧な描写に惹かれました。
時間がゆっくり流れている感じ。
四句目の字余りも空間的な広がりを感じさせてくれ効果的です。
【高松紗都子】さん
「空を見た人」の顎が進む方向を指しているのだなぁと気づかされました。ゆったりとした動作のなかに作中主体の穏やかな決意が感じられます。
4334
[No.67] 5点1 3点4 1点17 濱松哲朗(北関東・茨城)さんの作品
セーターに袖のほつれは遺されて未だ行方の知れぬぬくもり
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「未だ行方の知れぬぬくもり」ということは、これからどうなるかわからない関係、ということでしょうか。「赤い手ぬぐいマフラーにして」的な懐かしい恋愛模様の印象があります。いいね、にくいね。「セーターに袖のほつれは」というのが、文法がねじれているように感じてひっかかりました。「セーターの袖のほつれは」の書き間違いかな? と。「(わたしの)セーターに(あなたの服の)袖のほつれは」という意味だとしたら、ちょっと言葉がすっきりしていない気がします。
4334
[No.98] 5点0 3点7 1点13 さち(中国・広島)さんの作品
タカアンドトシのトシではない方に似ている人とお見合いをする
【泳二】さん
他の方も指摘されるかもしれませんが、タカアンドトシのトシではない方はタカです。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
それタカやん。
4633
[No.70] 5点1 3点4 1点16 猫丘ひこ乃(東北・宮城)さんの作品
大根の太さくらいのルマンドをください恵方巻の代わりに
【姉野もね】さん
私も「恵方巻」をテーマに詠んだので、
最初は正直「かぶったー」と思いました。
しかも、このお歌のほうが断然いい!!
大根とルマンドと恵方巻の組み合わせが新鮮で、
鬼と恵方巻の私には、とてもいい勉強になりました。

【西村湯呑】さん
ルマンドww向こう20年ぐらい無病息災でいられそうwww
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
めっちゃカス散らかりそう。
4633
[No.84] 5点3 3点3 1点9 mai**(東海・三重)さんの作品
しあわせのSとなみだのNで揺れ
方位磁針はあなたをさす夜
【しずか(北海道)】さん
壊れてしまってただしくさせない、ぐるぐるしている磁石を思い浮かべました。違うかな。SさんとNさんの間で揺れているのかしら。それか、あなたがいればSでもNでも。かしら。わたしはまっすぐNをさしてしまいそうです。
4633
週末に社員旅行が控えてて来週末の方が楽しみ
【西村湯呑】さん
そ、それを言うてはならんのじゃ…みんな思っとるけど口に出してはならんのじゃ…でも多分この歌高得点なんじゃ…。
4633
[No.23] 5点1 3点5 1点13 まひろ (近畿・大阪)さんの作品
探知機が反応示す方向で通行人が突然消える
4633
[No.20] 5点1 3点5 1点13 住友秀夫(近畿・兵庫)さんの作品
ツッコミとボケを互いに演じたる四半世紀の相方を恋う

【山崎智佐(九州・福岡)】さん
お互いに調子の合う相方で気持ちが通じ合ってる四半世紀をうらやましくおもった。
【泳二】さん
素直に好ましい歌です。四半世紀、相方ときて「恋う」が素晴らしい。
【香村かな】さん
ほのぼのしてて好きです。下の句の結び方が気持ちいいです。
4633
[No.102] 5点0 3点5 1点18 黒崎聡美(北関東・栃木)さんの作品
夏が来てもとけないでいるレジ袋遠くはなれた方へと飛べよ
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
レジ袋って、こんな悲しい素材だったのですね。初句が字余りになっているところが、逆にリズムになっていると感じました。
【河野 麻沙希】さん
夏の暑さ、そして青空、白いレジ袋、そしてレジ袋が遠くまで飛ばされている映像。とってもいい。
5232
[No.0] 5点1 3点5 1点12 なるなる(近畿 奈良)さんの作品
「方言を使えばもてる」合コンで2勝1敗1分けですが
【カー・イーブン】さん
「ですが」のあたりに方言が使われていたら点を入れていたような気がします。
【しずか(北海道)】さん
あ、一等賞…!と思いました。『地方対抗』の。「分け」ってどんなか気になります。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
めっちゃ勝率ええやん。
【価格未定】さん
十分勝ってるじゃん!
【河野 麻沙希】さん
数字を使った歌は、その数字の選択の絶妙さ加減で勝負が決まる。この歌は成功例。
5331
[No.64] 5点1 3点3 1点17 たきおと(東北・岩手)さんの作品
作ろうとしたって歌は出来なくて仕方なく仕方なく失恋す
【しずか(北海道)】さん
開き直っているような、からっと明るい歌にも見えるけれど、「なく」が重ねられていてやっぱりどこかかなしい。前半も言葉かさねて「歌おうとしたって歌にならなくて」なんてしたらどうだろう。
【こはる】さん
「仕方なく仕方なく」の繰り返しによって本当に残念に思っている作中主体の気持ちがうまく浮かびあがっている。
(失恋の歌を作るために)失恋するのか、あるいは(歌を作ることを諦め、歌に対して)失恋するのか、の二通り読めるかと思うが、私は後者の意味でとりたい。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
歌できんでええから恋がんばれ。
【都季】さん
短歌って幸せな時より、しんどい恋してたり失恋した時の方が量産できますよね…!
仕方なく、が二つ重なってるところが、強がりのようで、うんうん、って頷きたくなりました。
5331
[No.32] 5点0 3点6 1点13 たた(北陸・富山)さんの作品
∞(無限大)型の眼鏡が解いてゆく宇宙を記す方程式を
【平塚佑規】さん
大抵の場合は眼鏡といえば∞型を思い浮かべると思うので、「∞型の眼鏡」という部分がもう少しひねった表現になっていてもいいのかなと思いました。
【泳二】さん
「方程式もの」の中では一番好きです。方程式を比喩ではなくそのものとして詠んだ点が面白い。∞の使い方もニクいです。
【紫苑】さん
「∞(無限大)型の眼鏡」という表現は作者の発見だと思います。∞(無限大)−宇宙−方程式、という理数系つながりの言葉選びが巧みな一首だと感じました。
【しずか(北海道)】さん
ああ、ずるい!眼鏡がかっこよすぎる。
【村田馨】さん
∞の記号は面白いけれど、眼鏡に着地させなくてもよかったのでは。それとも、眼鏡を知の象徴として読むのか。
【価格未定】さん
湯川先生(ガリレオ)ですね。
【伴風花】さん
眼鏡フェチにはたまらないですね。
いや、べつに眼鏡フェチじゃないですけどね。
眼鏡の形を∞で喩えるってありそうでないのではないでしょうか。
∞型、宇宙を記す方程式を解くという眼鏡の全能感にしびれます。
5331
[No.42] 5点1 3点4 1点14 はづき生(南関東・東京)さんの作品
荒川の夜のうねりに光ありわたしの立っている此方側
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
此方側と荒川の位置関係は把握できなかった。バランス・形がいい。
【黒崎聡美】さん
「うねり」というのが川に使われたのを初めて見ました。「夜のうねりに光あり」というのがこの世のことではないことのようで、なので下の句を読んではっと現実になる、地に足がついている感覚になりました。「うねり」のひらがな表記が効いていると思います。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
川のうねりでなく、夜のうねり、という感覚に惹かれました。なんにでも、こちら側とあちら側があって、あちら側にも光はあるかもしれないけれども無いかもしれない。ひとは、どちらかにしか立つことができないんだなぁと、しみじみ思うお歌でした。
5331
[No.25] 5点1 3点3 1点17 ニキタ・フユ(東海・愛知)さんの作品
切れた糸みたいに行方のない夜は小さな窓の灯りがたより
【藤田美香】さん
ちいさな物語の挿絵のような画が頭の中に広がりました。切なくて頼りない感じが好きです。
【伴風花】さん
切れた糸っていうのは、
糸が切れた凧などの慣用表現をイメージさせようとしているのだろうけれど、
あくまで糸なんですよね。凧とか風船とかがついてるわけじゃなく。
それが意図的なものなのかわかりませんが、
ものすごく頼りなくて、ふわふわと行くところがなくて、
心細さはすごく伝わってきます。
結句の韻の踏み方がきれいで韻律的にもうまくまとまっています。
5730
[No.68] 5点0 3点4 1点18 琴平葉一 (北海道)さんの作品
空にまで及ぶ水嵩 方舟にとどまる鳩が手にする自由

5730
[No.1] 5点1 3点4 1点13 miyafi(近畿)さんの作品
中国でやっと見つけた漢方が交通費よりも安いAmazon
【村田馨】さん
今やなんでもAmazonで買えてしまいますねえ。便利な世の中なのか、つまらない世の中なのか。作中主体のとほほな心境がよく伝わってきます。
【葛紗】さん
「交通費よりも」の「も」は、省いたほうが音数的にすっきりするのではないかと思いました。ユニークさと「あるある」感が絶妙にミックスされていて好きです。
5929
[No.78] 5点0 3点2 1点23 松村由利子(九州・沖縄)さんの作品
方眼紙のひとマスひとマス塗りつぶすような恋ですあなたは遠く
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
はてしなく成就に遠い恋。忍耐いりそう。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
こんなことしていたら、遠いです。でも、どうせなら、きっちりと塗りつぶしていってほしい気持にもなりました。この慎重に周りを固めていく怖さ、それもいいです。
5929
ウォシュレット代わりに海へ尻を向け西方浄土を見るチーバくん
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
勝浦市あたりに船が入ったら、浣腸やね!
【価格未定】さん
意味はわからないけど楽しいので好きな歌です。
6128
[No.75] 5点0 3点4 1点16 ろくもじ(九州・福岡)さんの作品
方言で好きだと言ってみたときに一緒にこぼれでる苦笑い
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
方言萌えだ……! と思った矢先に「苦笑い」。なぜ苦笑い? 「一緒に」は相手と一緒にこぼれたのでしょうか、「好きだと言ってみた」にかかっているのでしょうか。「言ってみた」ということは、方言にしようか、標準語にしようか、迷っていたのでしょうか。シンプルなようで謎の多い一首。
6128
[No.96] 5点1 3点2 1点17 ray(甲信越・新潟)さんの作品
片方の故郷がさみしいと言った 泣かせてごめん 泣かせてごめん
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
リフレインは、とてもこころに残りました。
【杜崎アオ】さん
5点歌にしようか最後まで迷ったうた。両方を選びたくても片方しか選べないことはたくさんある。それでも選んで生きていくわけだけど…。下の句の繰り返しは、1回目は自責や後悔のように、2回目は覚悟のように、自分に言い聞かせるように聞こえました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
この歌は……個人的にえぐられるような気持ちになりました。すごく響いた。地方戦という歌会のなかに、この歌が出ていて嬉しい。「片方の故郷」という感覚、わたしもすごくわかります。生まれも育ちも○○、と言えない、放浪の民として。泣いているのは故郷じゃなくてわたし。
6327
[No.105] 5点0 3点3 1点18 姉野もね(南関東・東京)さんの作品
ぽっと出のこいつに負けてなるものか鬼がこっそり食む恵方巻
【山本まとも(東北・山形)】さん
わかりやすい種類のおかしさだけど、不自然なところのない定型だし、
「なるものか」までが心の声でそのあとに切り替わるのもぴしっと決まってるし、
完成度が高いなとおもいました。
【西村湯呑】さん
「鬼」がこの先ヒーローのかませ犬になりそうな予感が止まりません。恵方巻パワーもむなしく。南無。
【価格未定】さん
鬼かわいい。
6426
慈悲深き君の造りし方舟にもう十四年ゆられています
【香村かな】さん
しあわせな夫婦の風景が浮かびます。ゆられているという表現が穏やかにすぎてきた日々をあらわしているようでぴったりだなと思いました。
6426
[No.59] 5点1 3点1 1点18 眠(南関東・神奈川)さんの作品
寂しさかそれともまたは喜びか 眠る貴方を踏み越える夜半
【紫苑】さん
とても女性らしく、着眼点のよい歌だと感じました。上句の「寂しさ」「喜び」が対照的でありながら直接的な感情表現としてつきすぎに感じられる点、「それともまたは」の部分がいくぶんもたつく点が惜しいと思います。
【泳二】さん
「それともまたは」はさすがに勿体ない。下句がきれいにまとまっているからなおさら。
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
五点入れたのに、コメントを逃していました。
点を入れるにあたって、何回も何回も全首を読んだのですが、初めて読んだときから、一番引っかかる気持ちになったお歌でした。
作者の逡巡というか、まずは「さびしさ」を感じたんだけど、いやいや、こうやってあなたをまたいでトイレとか行ける日常の夜があるということが「幸せ」なんだぞ、自分、みたいに言い聞かせようとしている感じがして、いいなぁと思いました。
うちの旦那もそやって思え(笑)。
6426
[No.80] 5点0 3点3 1点17 二玉号(南関東・東京)さんの作品
イエティがいない方には賭けるけどあなたのことを好きにはならない
【西村湯呑】さん
何でも常識で考える大人になった自分。でも、イエティを一笑に付すような人は嫌い。今も心の中には、陽光輝くヒマラヤの雪原に立って咆哮をあげるイエティがいる。いないけど、いる。
【じゃこ(近畿・大阪)】さん
ドラクエのカジノにあるモンスターバトルのことですよね。なんでイエティきらいなんやろ、かわいいのに。
【原 必】さん
不思議な論理で気になった歌です。
何となく普通は「イエティがいる方には賭けるけど」のような気がしてなりませんでした。
もしイエティが実在するみたいな奇跡は信じるけど、あなたの事を好きになるなんてことはそれ以上にないの、という論旨かと思ったのですがそれだとやはり逆の詠い方になるんではないかと。
イエティがいないという至極まっとうな方に「賭ける」と言ってしまうような何だかちょっとダメな男像を見た気がします。
6725
[No.46] 5点0 3点6 1点7 桔梗(甲信越・新潟)さんの作品
海は割け 道は新たにつくられる 方向音痴のきみ行く先に
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
方向音痴の既成のものに従わないマイペースさが伝わる。
【紫苑】さん
上句の大仰な表現でモーセの出エジプトなどを想像させておいて、ぽんと転換し、身近なところに落とし込む。非常に巧みだと思いました。この歌に関しては一字あけはあってもよいと思います。
6824
[No.24] 5点0 3点2 1点18 こでまり 南関東・東京さんの作品
ひまはりの刑務所へきみを閉じ込めて明け方ゆめにももう現れず
【ももぽとり】さん
「ひまはりの刑務所」に惹かれました。背より高い向日葵に取り囲まれる様子を思い浮かべました。
「明け方ゆめにも…」はどのような状況を表しているのでしょうか。
6923
[No.52] 5点0 3点4 1点11 さまよいくらげ(南関東・埼玉)さんの作品
池袋方面行きの山手線円形なのに方面へ行く
【村田馨】さん
いろいろ書きたいことがある作品です。
結句から行きましょう。「方面へ行く」とは何でしょう。「池袋」という地点ではなく、そこに向かってという意味での「方面」なのでしょうか。何かひっかかりを覚える表現ですが、その「ひっかかり」が作意なのかどうか、判断しかねるところが気にかかります。
次に、「円形なのに」です。山手線はご承知のとおり環状運転をしています。つまり円形(詳細にみれば南北にかなり長い楕円形に近い)です。円形だからこそ、行き先に「方面」という言葉が使われるのは、終着点がない環状運転だからこそ。したがって「円形ゆえに」という順接があるべき姿と思う。そこをあえて逆接にしている意図は何でしょう。難しいですね。
いろいろ書きましたが、私は基本的に鉄道の歌が好きです。他の方のコメントを期待しています。
【平塚佑規】さん
下の句が単純な説明になってしまっていて、面白味が半減している気がします。
【価格未定】さん
確かに!
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
アイデア勝負的な歌ですが、こんなふうにシンプルに歌にできるんだ、と思いました。確かにそうですよね。シンプルですが、東京らしい歌で、地方戦の歌会にぴったりないい歌だなと思いました。山手線、環状線に乗るたびに思い出しそう。
7022
[No.104] 5点0 3点3 1点13 梓見いふ(南関東・東京)さんの作品
キッチンの戸棚を探り手に入れた六方焼の甘さはふるさと
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
六方焼という名前がおいしそうで調べた。こんなにおいしそうなものがキッチンからおもわず出てきたらほんとうに幸せ。
【姉野もね】さん
お題「方」に対しての「六方焼」に個性を感じました。
台所という言葉ではなく「キッチン」を使われたのも
今→昔を際立たせていると思います。

7022
[No.44] 5点0 3点4 1点10 倉野いち(北関東・茨城)さんの作品
関東地方沿岸部土砂降りの慰謝料騒ぎにご注意下さい
【村田馨】さん
漢字が多い割に硬質感を求めない作品。唐突な「慰謝料」に読者がどこまでついていけるか。
7022
[No.36] 5点0 3点3 1点13 砂山ふらり(近畿・大阪)さんの作品
咲く花の花びらの内いくつかの雄蕊は彼方の雌蕊を思ふ
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
目の前にあるものをじっと観察した歌、好きです。図鑑歌。植物から童話的な世界に入って行く様子が、宮沢賢治のようですね。文語も効いています。
7321
[No.18] 5点1 3点2 1点10 螢子(中国・鳥取)さんの作品
右へ曲がる方向指示機出しながら行くあてもなく止まる交差点
【村田馨】さん
迷惑極まりない。「右へ曲がる方向指示機出し」ているならさっさと右に曲がらないと後続車が困るでしょ。
と、実際の場面ならそう言われること間違いなし。短歌の世界だから許されるという状況も、まあ面白いものです。
【吉井えみ】さん
切り取った世界観が、とってもすきです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
わたしは車を運転しないのでよくわからないのですが、これは非常に危ない状況なのでは。
7321
[No.33] 5点0 3点4 1点9 カー・イーブン(近畿・大阪)さんの作品
寒がりな脳をあつめてミミズなら解ける方程式を与える
7321
[No.10] 5点0 3点1 1点18 都季(北海道)さんの作品
詩集から飛び立つ白い鳥たちの行方はすべて空へ託そう
【価格未定】さん
ちょっとかっこつけすぎな気もしますが、鳥と空の情景が浮かんできてきれいです。
7321
[No.47] 5点0 3点3 1点12 檀可南子(近畿・兵庫)さんの作品
できるだけ遠く離れて生きようと方角でいうと西に座る
【たた】さん
具体的に方角を出さないほうが、遠さを表現できたのではないかと思いました。
【伴風花】さん
この歌、切ないなあ。
思いびとは東の方にいるんでしょうね。
例えば主体は大阪にいて、相手は東京にいる、みたいな。
十分離れてるのにさらに離れようと、
どこにいる時も西に座っちゃうっていう。
忘れたいのかな。そんなことしてるうちは絶対忘れられないのに。
【原 必】さん
見返してたらいい歌だと思ったのでコメントします。遠く離れようと思ってもどうしたらいいか分からなくて、とりあえず西に座ってみる。ユーモラスな歌ですが、その中に詠われている別れた相手との微妙な距離感みたいなものがうまく表現できていると思います。
点を入れられず申し訳ありませんでした。
7321
[No.89] 5点0 3点2 1点15 伴風花(南関東・埼玉)さんの作品
忘れたくないけどきっと せめてものあなたをのせて流す方舟
【工藤吉生】さん
忘れたくないけどきっと せめてものあなたをのせて流す方舟
ICO というテレビゲームのエンディングを思い出していました。方舟はノアの方舟が有名ですよね。洪水による世界の終わりから逃れ生き残るために乗る舟です。この主体は「あなた」を助けつつ、自分は世界とともに滅びてしまうのでしょうか。「きっと せめてもの」という部分に願いの切実さを感じます。
【価格未定】さん
「きっと」の後の一字空けが効いてます。
7321
[No.100] 5点0 3点2 1点15 津野桂(東海・愛知)さんの作品
塗り込めた夜の方眼紙マス目から飛び立つ鳥の朝は藍色
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
読んだ瞬間、映像的がぐわっと浮かびました。そのインパクトにやられました。
【しずか(北海道)】さん
鳥が飛び立つのは救いでしょうか。
藍染の工程を思い浮かべました。色の変化。
7920
[No.34] 5点0 3点3 1点11 山崎智佐(九州・福岡)さんの作品
夏に向けざわざわとした夕暮れに方位の針は間違ったまま
【都季】さん
だんだんと日が長くなって、夏の気配が濃くなっていく時期の落ち着かない気分だと読みました。
不安定な感覚を「方位の針~」で表現している点が巧みだと思います。
【山崎智佐】さん
コメントありがとうございました。ポケットにあるたくさんの道具を使って魔法のように表現できるようになりたい。
8019
[No.4] 5点0 3点3 1点10 渋谷美穂(南関東&#8226;神奈川)さんの作品
来し方の南を見やれば雲が立つ真夏の空は今わずか遠し
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
立つ雲やその方角を見ながら天気や季節の移り変わりにおもいをめぐらせている情景がいい。
8019
[No.62] 5点0 3点2 1点13 福島多喜(近畿・大阪府)さんの作品
「東方仗助みたいな人が好き」共通点はふたご座くらい
【伴風花】さん
意中の人の言葉に、
「東方仗助」って誰!?って思って調べてみたんでしょうね。
ちょっと俺に似てたりして!?とか期待を込めて。
調べてみてがっかり。そのがっかり感が伝わってきます。
固有名詞でお題を処理したのも個性が出ていいとおもいました。
【姉野もね】さん
お題に対して「東方仗助」を持ってくるセンスが私は素敵だと
思いました。
8019
[No.69] 5点0 3点3 1点10 なのは 東海 岐阜さんの作品
貴方って一所懸命話すのね聞くのが好きな私とお似合い
【河野 麻沙希】さん
自己回収歌であることはいなめないが、好感が持てる。ストレートに例えれば、球速は出てないが、球威があるため、芯で捉えても外野までは飛ばない感じ。
8318
[No.93] 5点1 3点1 1点10 しゆう(北関東)さんの作品
方向がわからなくなった時示す 南を向いて咲いてる家いえ
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
家が「咲いている」という表現は、ドキッとしました。
【橘高なつめ】さん
私が方向音痴だからそう思うのか、このように正しい方向を示してくれるものには優しさを感じます。今回それが民家であることに斬新さを感じ票を入れさせて頂きました。それに民家を擬人化させた短歌ってあまり見たことがなく面白かったです。
【高松紗都子】さん
「示す」より「見る」という感じかなぁとも思ったのですが「南を向いて咲く家」の明るいイメージに心をひかれました。日常の中にある揺るぎないもの。結句の字余りは少し気になりますが、好きな歌です。
【橘高なつめ】さん
前に擬人化と書いてしまいましたが、「人」には見立てていないですよね、失礼いたしました。感情移入しすぎてしまったようで間違えました。そして「示す」と言うのは、勝手な私の解釈ですが作品の主体となる人の他にもう一人居て(たぶん道に迷っている人)、その人に向かって正しい道を示しているのではないのか?とも考えられます。
8318
[No.97] 5点0 3点2 1点12 松木 秀(北海道)さんの作品
日常の彼方へ抜けろいつの日か世界すべてが日常になる
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
命令形、なんか弱いです。きゅんとしてしまいます(笑)。
【村田馨】さん
禅問答みたいな一首。結局何をいいたいのかは分かりかねるが、ルーチンからの脱却を主張したいのだろうか。「日常の彼方」がちょっと気取った表現。日常の彼方遠方に非日常があると考える作者なのだろう。
8516
[No.91] 5点0 3点3 1点7 中牧正太(東海・愛知)さんの作品
点と点しるす座標に負と立ちてかひなき夢をみる方眼紙
【たた】さん
着目点は面白いのですが、いくつか問題があって読みにくくなっているのかなと思います。
「負と立ちて」は「座標」につきすぎ。「ふと」とひらがらなくらいにして、気付いた人だけニヤっとさせるくらいが心惹かれたのでは。
「点と点しるす」によって、線分に見えました。しかし「座標」は一点を表す言葉なので、用法が正確でありません。線分を存在させるには座標軸、座標平面、などである必要があります。グラフでもいけるかなと思います。
気になった歌でしたが、このような理由で点を入れるのを見送りました。
8516
[No.92] 5点0 3点2 1点10 noyau359(近畿・兵庫)さんの作品
紫陽花に 黒い傘さす かの人の 指に咲きたる青き方形
【桔梗】さん
紫陽花の花(正確には花ではないけれど)は、よく見るとひとつひとつが正方形。それを手にしているという光景が浮かびます。黒い傘だから男の人なのでしょうか。
ただ植物的には、雨が当たった方が嬉しいかと思うので、優しい人っぽいですが若干ひとりよがり(あるいは天然)な部分があるかも>かの人
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
方形は指輪かな。方形と表現した意図と全体がよく読み解けませんでしたが、黒い傘はレースではないかと思いました。一字開けは無いほうがいいと思います。
【澤井佐和】さん
「指に咲きたる青き方形」が良いと思いました。青いマニキュアを爪に塗った、紫陽花の似合うゴスロリ系ファッションのお姉さん。お姉さんも紫陽花を見ているけれど、こちらも思わず目が留まっちゃいます。空白を入れずとも意味は読み取れるので、なくて良いと思います。
8516
[No.99] 5点0 3点0 1点16 キョースケ(甲信越・新潟)さんの作品
彼方から降る星空を見上げれば数億光年に貫かれけり
8516
[No.38] 5点0 3点2 1点10 大木はち(四国&#8226;愛媛)さんの作品
そろそろと猫の足跡赤ペンでなぞれば解ける誤字方程式
【桔梗】さん
個人的に、猫好きなので猫が出ているだけでポイントをあげたくなる邪道っぷりですみません。
足跡を赤ペンでなぞっている光景が、何だか微笑ましくて可愛らしくて好きです。

【価格未定】さん
前半は好きです。個人的に「誤字方程式」がしっくりきません。なんか他の言葉だったらもっといい歌になっていたのに、と思います。
【澤井佐和】さん
「そろそろと猫の足跡赤ペンでなぞ」る、というのがいいと思いました。実景としては猫が歩いたところを目で追ったら原稿の中の誤字を発見した、という感じでしょうか。それを「方程式」とする発想が面白いのですが、字余りのためか「誤字方程式」という語感がそれまでの流れと合っていないように感じます。
8915
[No.37] 5点0 3点0 1点15 河野 麻沙希(北関東・栃木)さんの作品
保健室に放課後おいで先生があれの仕方を教えてあげる
【泳二】さん
いわゆるATですが、あまりにもストレート。捻りが必要だと思います。
8915
サンセット綴じこむ夏と一葉の永遠になる微熱の貴方
【村田馨】さん
詩的雰囲気は漂ってきます。しかし、ちょっと具体が足りないので雰囲気に流されている感があります。貴方と夏の並列が焦点を絞りにくくさせているのかもしれません。
【価格未定】さん
かっこつけた言葉が多いのが気になります。
8915
[No.29] 5点0 3点1 1点12 気球(東海・愛知)さんの作品
片方の靴下探す真夜中に嫉妬につぶれてさらに惨めだ
【太田宣子(東海・岐阜)】さん
ほんっとに惨めな気持ちになってきて、苦しくなっちゃいました。
【藤田美香】さん
わかります!なんかものすごく共感できる歌です!気持ちが共鳴する、すーっと入ってくる歌。
9214
[No.66] 5点0 3点0 1点14 山本左足(東北・岩手)さんの作品
スピルバーグ映画のように都合よく助けてくれる味方が欲しい
【山崎智佐(九州・福岡) 】さん
誰か助けてと言いたくなるようなまわり全部が敵や障害物にみえることがたまにあって、そういうときふとおもいます。
【黒崎聡美】さん
ハリウッド映画ではなく「スピルバーグ映画」なんですね。おもしろいと思いました。日々の生活のなかで危機的状況になることがあって、それが何度もある。そのたびに「助けてくれる味方」。有名な作品がいくつか浮かんでくるし、映画に詳しくない人でも「スピルバーグ」ならこの「味方」というのがイメージできて、そのイメージにブレが無いように思います。
【黒崎聡美】さん
ハリウッド映画ではなく「スピルバーグ映画」なんですね。おもしろいと思いました。日々の生活のなかで危機的状況になることがあって、それが何度もある。そのたびに「助けてくれる味方」。有名な作品がいくつか浮かんでくるし、映画に詳しくない人でも「スピルバーグ」ならこの「味方」というのがイメージできて、そのイメージにブレが無いように思います。
【村田馨】さん
期待しない方がいいですね。ってそんなこと作中主体も十分知っている。知ってて一首にするところが、まあ面白いところでしょうか。
9214
[No.35] 5点1 3点1 1点6 いないずみ。 (東海)さんの作品
人間のとおきものよりわたくしを方程式の答えにしまう
【村田馨】さん
ちょっとぎくしゃくした感じの内容。方程式できちっと表現できれば人間社会もずいぶん楽なのでしょう。
9214
[No.85] 5点0 3点3 1点5 さとうすずすえ(四国・徳島)さんの作品
正方形のような口を書く我は傷付けられてまあるくなろう

【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
がびーん、の口ですかね。個人的な好みですが、「我」の語がちょっと固くて全体のイメージから浮いている気がします。まあるくなって欲しい!
9513
[No.55] 5点0 3点1 1点10 紫苑(南関東・神奈川)さんの作品
さきはひと名のつく川に乗り捨てられし方舟のひつそり朽ちる
【たた】さん
さきはひと「名のつく川」と舟から逸らしたところがよいなあと思いました。好きな世界観です。三句目が「乗り捨てら/れし」と跨るのはさすがにリズムが悪いので、この歌にとってはマイナスになると思います。
【澤井佐和】さん
方舟は朽ちてしまっているのに美しい情景だと思いました。ひとを指す言葉は使われていないのに、かつてその舟に乗っていたひとや今それを見ている主体の存在を感じられます。「乗り捨てられ」たという捉え方がいいと思いました。想像が膨らみます。
9513
[No.14] 5点0 3点2 1点7 芹沢玄(南関東)さんの作品
ほんの少しだけいつもより早い朝正方形の食パンを食む
【しずか(北海道)】さん
食パン食べたくなりました。ほんの少しでも早く起きた日はたぶんほんの少しいいことがありそうです。パンがおいしいとか。
【たた】さん
「ほんの少しだけいつもより」がいいなあと思いました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
そういえば食パンは正方形だったなあ、と思い出しました。「食む」というのが、個人的な好みもあり気になって取れませんでした。字数合わせに見えてしまいました。音を合わせるなら、助詞の省略になってしまいますが、「食パン食べる」の方が自然に聴こえます。
9712
[No.15] 5点0 3点1 1点9 白井雪路(近畿・大阪)さんの作品
片方の心臓をもつわたしではあなたのことはなにもわかれない
【しずか(北海道)】さん
片方の心臓をもつひとと、両方の心臓をもつひとと、心臓をもたないひとの世界みたい。心臓なんてなくても生きていけるあなたの気持ちはわたしには理解できない。ほんとうはほしいのかもしれない、心臓。でも心臓のちがうひとの気持ちなんてわかれないって「わたし」はわかっている…って、わざわざ口に出すんだから、興味があるんですよね…?
【澤井佐和】さん
「片方の心臓」にドキッとしました。そこだけ漢字表記なので尚更、そこに目が行きます。「わたし」にとってそれはコンプレックスなのかもしれません。「わかれない」悲しみとともに「わたし」には、分かりたくないという気持ちもあるのではないかと感じました。
9712
[No.109] 5点0 3点2 1点6 夏色(北陸・福井)さんの作品
夜空から方角示す星の様に地に足つかないやつは信じない
【澤井佐和】さん
言わんとしていることは好きです。ただ、上の句のリズムと説明的な言葉運びが勿体ないように思いました。「星」という言葉を入れないのも手かもしれません。
9712
音のない声こぼしつつ夜を降り錆びたフェンスをすり抜け彼方
【価格未定】さん
かっこつけてる感じがしますが流れるような疾走感が好きです。
【澤井佐和】さん
「音のない声こぼ」すというのが、まるで泣きながら走っているような感じがしました。救いを求めて。「すり抜け」とあるけれども、まだ振り切れていないような気もします。「夜を降り」が「降(お)り」なのか「降(ふ)り」なのか分かりませんが、疾走感とともに落下し滞空する印象も受けます。彼方……、どこへ行ってしまうのでしょうね。
10011
[No.94] 5点0 3点1 1点8 トーヤ(東海・愛知)さんの作品
思い出がはるか彼方で交差する真っ白雲の中に隠れて
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
遠い思い出たちがそれぞれどこかつながるのだけど、白い雲のもやが包みこんでぼやけさせてるようにおもえた。
【村田馨】さん
分るようなで分らない一首です。「雲の中に隠れ」るのは「思い出」なのか
自分なのか。「交差する」思い出は自分のなのか、他人どうしの思い出の
交差なのか。「真っ白雲」という言葉もややひっかかります。「真っ白い」という
形容詞が「真っ白な」という形容動詞にしたいところで、その語幹だけでは
いささか不安定に感じます。
【村田馨】さん
分るようなで分らない一首です。「雲の中に隠れ」るのは「思い出」なのか自分なのか。「交差する」思い出は自分のなのか、他人どうしの思い出の交差なのか。「真っ白雲」という言葉もややひっかかります。「真っ白い」という形容詞か「真っ白な」という形容動詞にしたいところで、その語幹だけではいささか不安定に感じます。
【西村湯呑】さん
昔のある思い出と、また別の思い出に、思いがけない接点があるように思えた。夏雲のうしろで、それらが交差してキラッと光ったような気がした。見えないけど、でも、きっと。
「根拠も何もないけど、自分の中で何かににすごく納得した」時の気分をうまく表現した歌だと思いました。さわやか感がとてもイイ!
【澤井佐和】さん
字余りにはなりますが「真っ白い雲の中に隠れて」の方が私好みです。「交差する」から、飛行機雲が交差している空を思い浮かべました。空を見て、あぁ前にも見たことがある空だなぁなどと思って何かを思い出しそうになるがハッキリとは思い出せない感じかなのかと思いました。
10110
[No.45] 5点0 3点1 1点7 土筆みを(甲信越・長野)さんの作品
あの山の向こうに鬼が住んでるよと優しい君の指指す 彼方
【価格未定】さん
「と」を抜いて上の句を括弧で括ると字余りをなくすことができるな、と思いました。
【澤井佐和】さん
あの山の向こうに鬼が住んでるよと優しい君の指指す 彼方
上の句の最後が読む際にもたつきました。「よ」はもしかしたら「優しい君」の柔らかさの表れでしょうか。「指指す」の「指」の繰り返しは表記上、どちらか平仮名の方が良いのではと私は思います。また空白は、視線の移動による間と取るかどうか……。
【姉野もね】さん
私の歌にも鬼が出てくるので、
鬼つながりで票を入れさせてもらいました。
「優しい君」の言葉が昔話のように感じられて
続きを聞いてみたくなりました。
10110
夏の海のまだ消えやらぬかげゆゑにうし寅にこそ方違へすれ
【澤井佐和】さん
古典の授業で習ったことを思い出そうと試みたのですが、電子辞書に頼っても「うし寅にこそ方違へすれ」の意味が取れませんでした。上の句の流れは好きです。
他の方の読みを拝見したいです。
【紫苑】さん
私も正確には意味が掴めていませんが、「うし」は「憂し」と「丑」を掛けているのでしょうか。「丑寅」は鬼門ですね。係り結びを強調の意味にとれば、アイロニーの利いた一首だと思います。
10110
[No.5] 5点0 3点2 1点4 らんてん32(東海:愛知)さんの作品
まだ忘れられない方舟に乗ったままのわたしの有給休暇
1049
[No.9] 5点0 3点1 1点6 須田まどか(南関東 東京)さんの作品
明け方の夢はサイケな彩りで沈む欲望歪む水槽
【しずか(北海道)】さん
「方」よりは「夢」「彩」に目がいく歌だと思いました。
沈むのは水槽にな気がするし、欲望のほうが歪みそうな気がするけれど、逆になっているのが面白い……もしかして、「〜沈む/欲望歪む/水槽」ですか?そうすると、歌全体が水槽のなかで見ている夢のような水槽の夢のような…想像できないので見てみたいです。サイケな彩りの夢を。
【価格未定】さん
椎名林檎の「浴室」をイメージしました。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「沈む欲望」「歪む水槽」が対になっている(韻を踏んでいる)んですね。何度か読んで気づきました。対になっているのが、字面だとわかりにくいと思いました。「彩りで」の後で一字あきをつけるとよいのかも、と勝手に思いました。
【澤井佐和】さん
「彩りで/沈む欲望/歪む水槽」と読みました。「サイケな彩り」と「歪む水槽」の取り合わせがいいな、と思いました。沈んだ欲望の重みで水槽も、ぐにゃりと歪むのかもしれません。鮮やかな色の、マーブル状に歪んだ抽象画を思い浮かべました。
1049
[No.77] 5点0 3点1 1点6 ナイス害(東北・山形)さんの作品
藍染めの信長Tシャツ袖まくりお市の方の肩にハヤブサ
【麦太朗】さん
「方」というお題で信長やお市の方を出してくるという常人ではとうてい思いつかないような発想に驚きました。内容的にも奇想天外な映像が目に浮かんできて面白いです。
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
「お市の方の肩」って何度も言いたくなりますね。おいちのかたのかたにはやぶさ。
【澤井佐和】さん
「お市の方の肩にハヤブサ」のリズムの良さも「信長Tシャツ」を着ている「お市の方」というのもコミカルでいいですね。むしろ戦国武将を題材にしたゲームかアニメにして欲しいでし。
【姉野もね】さん
「お市の方の肩にハヤブサ」がとても格好よく、
お題に対しての作者の遊び心を感じました。
1049
[No.107] 5点0 3点0 1点9 和伊啓太(東海・愛知)さんの作品
血を吸った三方ヶ原の上空で明日を探すサンダーバーズ
【村田馨】さん
三方ヶ原。といえば信玄に立ち向かい、散々に敗れ去った若き家康が思い出されます。血を吸ったとは合戦で散った雑兵たちのことでしょうか。一方、サンダーバーズとは。解説を待ちます。
【和伊啓太】さん
結果も出ましたし、解説を望んでくださつた方もゐますので、最低限、情報をコメントしてをきます。

サンダーバーズといふのはアメリカ空軍所属のアクロバットチームのことで、エアフェスタ浜松2009に於いて展示飛行を行ひました。
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[No.54] 5点0 3点0 1点8 迂回する案(甲信越)さんの作品
朽ちそうな剣と御首手に歩く正義の味方が見る名無し草
【澤井佐和】さん
朽ちそうな剣と御首手に歩く正義の味方が見る名無し草
「御首」ということは、「正義の味方」が取ったのは元は自分の従っていた人なのでしょうか。それで「正義の味方」と人から言われているだとしたら、心境は複雑でしょうね。「名無し草」の方が良かった、というところでしょうか。
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[No.86] 5点0 3点0 1点8 村田馨(近畿.・奈良)さんの作品
美化された方代さんの生き様の影はなかなか見つかりにくい
【黒崎聡美】さん
「方代さん」は山崎方代のことで、確かにそう言われると親しみやすさばかりで、影はあまり見えてこないですね。発見の歌だと思いました。
【姉野もね】さん
「方代さん」を持ってくるなんて
センスがいいなーと思いました。

【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
じつは、「方」というお題が出て、わたしも山崎方代さんを一瞬思い出しました。(名前しか知らないけれど)美化されているんですか。
【澤井佐和】さん
このお歌で初めて山崎方代さんを知りました。各地を放浪しながら歌を詠まれていたとか。この歌の主体は「方代さん」ゆかりの地へ赴いてみているのでしょうか。「美化されて」しまったがために、本当の「方代さん」の姿、特に影の部分が見えにくくなってしまっている、というお歌でしょうか。私はそのどちらの「方代さん」も知らないので、このお歌を味わいきれず残念です。(山梨出身の私としては、自分の地元にこのような歌人がいたことを知ることができて嬉しかったので余計に。)
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[No.79] 5点0 3点0 1点8 吉井えみ(近畿・大阪)さんの作品
とびかけた僕の意識の彼方から声がきこえて君をみつめる
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
意識が戻りかけると声は出ず、ただじーっと見つめつづけてしまいますよね。これからの時期、そういう経験する人増えるのでは、、。
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置き去りにされた想い出郵便で送る宛名は新妻方で
【山崎智佐(九州・福岡)】さん
その人との関係を想像してしまいます。宛名が新妻方とは。新姓がわからないからか、新しい名前を書きたくなかったのでしょうか。
【姉野もね】さん
お題に対する工夫を感じたのと「新妻方」が切なかったので
票を入れさせてもらいました。
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我武者羅に鼻水出ても突き進め いいことあるさ 月亭方生
【奈良絵里子(近畿・奈良)】さん
月亭方正。山崎邦正さんですね。山崎さんのネタのひとつなんでしょうか。
【 姉野もね】さん
お題「方」を楽しんで詠まれた感じが伝わってきたので
票を入れさせてもらいました。
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[No.56] 5点0 3点0 1点8 甘味あん子(近畿・大阪)さんの作品
あれそれと指さす方へ目をほそめ飛行機雲の先を見つめる
【たた】さん
公開後に書いています。好きな歌だったので点が入らないのが意外でした。特に書いていないのに登場人物が二人なのが分かり、人間関係や主人公の空ろな気持ちも浮かび上がってきます。
「あれ」「それ」が異なる場所を指しているように見えて、視線が分散してしまったところが惜しいかなと思いました。どこか遠くの一箇所を指している指示語だったらよいのかなあと思います。
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